phpを開始する方法。PukiWikiを開始する方法。
El Capitanにアップグレード後、何不自由無く使用していたiMac。ふとした切っ掛けで、自前で立ち上げた社内共有用のwikiが繋がっていない事に気付き、対応し、復活させるのに悪戦苦闘したので記録。
[1]確認
ブラウザで、自分の割り当てIPアドレスからたどるプライベートサイトのURLを入力、以前は立ち上がっていたのに、今は立ち上がっていない事を確認
<URLの例>
「http://192.168.xxx.xxx/~ユーザー名/index.html」もしくは「localhost」
次にシステム環境設定の共有を確認する。
案の定、WEB共有って言う設定項目がなくなっている。ここから、どうするかを考える。
※ネットワークの設定も確認したほうが良い。プライベートIPアドレスが固定のはずが、DHCPに変更されているかもしれません。
◇やりたい事を整理する
(1)使用している自分のiMac上でWEB共有を開始する。
(2)iMacをプライベートサーバーとしてWikiのプログラムとして使用しているPukiWikiのphpを表示させる。
[2]調べる
自前で何とかなる事では無いのが想像できるので、とにかく調べる。ググる。
有る有る!いっぱい有る!まぁ、皆んな苦労している事が解る(笑)
<参考にしたサイト>
□Appleサポートコミュニティ/Web共有を行いたい
□Appleサポートコミュニティ/Web共有を行いたい
□Mac標準のApacheの起動と停止
□ ApacheでPHPを表示する (Mac OS X El Capitan)
□El Capitan(Mac OS X 10.11) ApacheとPHPの設定
□El Capitan アップグレード後の pukiwiki
□El Capitanでlocalhostが表示できない
□ ApacheでPHPを表示する (Mac OS X El Capitan)
□El Capitan(Mac OS X 10.11) ApacheとPHPの設定
□El Capitan アップグレード後の pukiwiki
□El Capitanでlocalhostが表示できない
[3]手順
(1)ホームディレクトリ内に「Sites」と言うフォルダを作成する。
※ホームディレクトリ内とはメインの起動ディスク内(普通、名称を変えてなければ、Macintosh HDとなっているはず。ショートカットはFinder上でcommand+n)の「ユーザー」フォルダ内「ログインしている使用者の名前がついたフォルダ」の中と言う事です。
※以前のOSのバージョンでWeb共有でLAN内サイトを運営していれば有るはず。(この場合、表示されているフォルダ名は片仮名で「サイト」となっています。)
(2)Webサーバーとして機能させるためにapacheを起動する
アプリケーション>ユーティリティ>ターミナル.appを起動します。
起動したターミナルのウィンドウに「sudo apachectl start」と入力(これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)。ログインパスワードが求められますが、迷わずにMacintoshにログインする時の(スリープを解除したり、起動する時に求められる)自分のパスワードを入力してenterもしくはreturn。
(3)『It works!』と表示されない場合
再度ターミナルを立ち上げる
「cd /etc/apache2/extra」と入力これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)
以下のコマンドを入力(これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)
「sudo mv httpd-mpm.conf httpd-mpm.conf.elcapitan」
「sudo mv httpd-mpm.conf~orig httpd-mpm.conf」
これで必要な設定ファイルが復元出来るらしい(うう難しすぎる(涙))
で再度ターミナルを起動し「sudo apachectl restart」でenterまたはreturnもしくは「sudo apachectl stop」と入力後enterまたはreturn。そして「sudo apachectl start」と入力しenterまたはreturn。(これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)
その後、Webブラウザを立ち上げて、アドレスバーに「localhost」と入力しenterまたはreturnで『It works!』と表示されれば完了。これで出来なければ、当方ではわかりません。ごめんなさい。
(4)phpを表示できるようにターミナルを使って設定する。
ターミナルを立ち上げ「sudo nano /etc/apache2/httpd.conf」と入力しenterまたはreturn。パスワードを求められたら、入力。
以下の3行の記述を探して、先頭についている「#」を削除(delete)する。
「LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so」
「LoadModule userdir_module libexec/apache2/mod_userdir.so」
「Include /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf」
見つけるのに苦労するので、ターミナル上でcontrol+wで検索できます。
このページの上記の記述を1行コピー(command+c)し、そのままターミナルの画面に行きクリック。control+wしてcommand+vでペースト。探したい行に移動します。
「#」を削除(delete)後、control+xした後、returnで終了。
(5)ユーザーフォルダ内のホームフォルダ(ホームディレクトリ)の中の「サイト」フォルダを閲覧出来るよう設定する
「sudo nano /private/etc/apache2/extra/httpd-userdir.conf」と入力しenterまたはreturn。(これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)。
「Include /private/etc/apache2/users/*.conf」を見つけ「#」を外す(削除/deleteする。)※control+wして、この記述をコピーして見つけられます。
control+xで終了。return。
(6)ユーザの設定ファイルを作成する
「sudo nano /etc/apache2/users/ユーザ名.conf」※ユーザー名はホームディレクトリ(ホームフォルダの名前)と入力しenterまたはreturn。(これをコピペでも可能。カギカッコは含まず)。
<Directory "/Users/ユーザ名/Sites/">
AllowOverride All
Options Indexes MultiViews
Options +FollowSymLinks
Require all granted
</Directory>
<Directory "/Users/ユーザ名/Sites/">
AllowOverride All
Options Indexes MultiViews
Options +FollowSymLinks
Require all granted
</Directory>
出てきた記述を、上記に置き換える。※ユーザー名はホームディレクトリ(ホームフォルダの名前)※コピペするなら<>の括弧は全角でタイピングしているので、半角の<>の括弧に置き換える事が必要です。
(7)apacheを再起動
「sudo apachectl restart」でenterまたはreturn。
(8)お試しのphpファイルを作成し、閲覧できるかを試して見る。
echo "<?php echo phpinfo(); ?>" > ~/Sites/index.php
※コピペするなら<>の括弧は全角でタイピングしているので、半角の<>の括弧に置き換える事が必要です。
WEBブラウザで下記のようにURLを入力
http://localhost/~ユーザー名/index.php
で上記のようなページが表示されればOK。
(9)PukiWikiを起動
PukiWikiの読み込まない(表示されない)場合は、PukiWikiのINDEXページ自体がOSアップデート時に壊れている可能性があるので、諦めて、本家サイトから新たにDLし、旧サイトのフォルダからバックアップファイルを手動で移植すれば読み込むはずです。その後バックアップからソースをコピペでイチからやり直すのが、あれこれ考えずに素早く復旧できる方法でした。