2016年1月21日木曜日

SMAPの「移籍未遂・解散騒動」と言う報道をまとめてみる

副社長が自ら書いたシナリオでマスコミを抱え込んで情報操作し、嫌いな社員を放逐しようとする。
しかも年間の売上げを試算して、その売上げが惜しいあまり、タレントを懐柔し残留工作を行い、さらには「経営者が被害者なんです」と"情報の押し売り"の為にタレントを"TVで公開処刑を強行"させ、尚且つ自分で流した情報で世間を騒がせてるのに、自分は悪く無いと高みの見物。
世間の反応が自分の想定の範囲を超えた事に驚愕し、自分の保身の為に所属のタレントの悪口をお抱えマスコミに話す。最低なブラック企業、ブラック経営者じゃないか!

と言う事で、まとめてみたくなりました。

2016年1月13日(火)の日刊スポーツが「SMAP解散 キムタク以外独立」、スポーツニッポンが「SMAP分裂危機」と各々一面スクープで報じる事から騒動が始まります。
日刊スポーツは、事務所リークをストレートに、スポニチは別のプロダクションの意向を持って記事にしたと言われています。

その日以来、2016年1月18日(月)のフジテレビ「SMAP×SMAP」での生放送"謝罪(公開処刑)"まで、本人たちの口からは一切何も語られていないにもかかわらず、事務所サイドの一方的なリークと、「芸能関係者」「事務所関係者」「事務所に近い人物」「友人」等、取材ネタのネタ元が誰なのか分からない憶測と憶測を脚色した記事で世間一般の人々を惑わしまくる報道がなされます。

そして、2016年1月18日(月)の生放送を持って沈静化かと思いきや、事務所の副社長が「メリー喜多川 独占インタビュー “中居からも誰からも何の連絡もありませんでした”」と言うインタビュー記事を、2016年1月21日(木)発売の「週刊新潮」1月28日号に、事務所顧問の小杉理宇造氏(68)が「SMAP存続の条件をジャニーズ首脳が実名告白!」と言うインタビュー記事を2016年1月21日(木)発売の「週刊文春」1月28日号に書かせています。

副社長はともかく、この「小杉理宇造」と言う人物がくせ者らしく、ネットで漁った情報によると、その昔、中森明菜さんを副社長と一緒にそそのかし、研音から独立させて、個人事務所の社長に就任した瞬間に中森明菜さんを裏切り、個人事務所を飛び出し現在の事務所の顧問に就任したと言うイワクツキの人物です。(その後の中森明菜さんは、独ぼっち...後は皆さんがご存知の通りの状態です(涙))

また「メリー喜多川 独占インタビュー “中居からも誰からも何の連絡もありませんでした”」は、16日(土)にインタビューしたらしいのですが、印刷工程を逆算すると、21日発売、20日深夜から21日早朝にかけて書店着、19日でトーハン・日販、16・17・18日下版・印刷・製本・出荷、16日にインタビューして速攻で下版って...はぁ?一発校了??記事の時系列と、印刷の工程が合わないんですね、どう考えても。
これだけの記事になると、テープ起こし、校正、校閲、事務所チェックが有るはずで、スマスマの生放送が18日と言う事を鑑みると。絶対、生放送以前に印刷に回っている可能性が高く、一連の騒動が事務所の描いたシナリオありきって事が推測できます。

さらに追い打ちをかけるように「SMAP中居ら4人ペナルティーなし 生謝罪決め手」「中居ら4人処分なし「さらし者」謝罪で事務所幕引き」と言う記事も1月21日付の日刊スポーツで書かせています。この記事では、SMAPメンバーたちが一般市民から非難されるような"反社会的行為"を行った事実も無く、事務所からの独立を公に"発表"した訳でもないのに、「生放送での謝罪」を「社会的制裁」と事務所がとらえていると報じる異常さを見せています。

しかし、まぁ、有る事無い事よくも此処まで各メディアが出鱈目記事をだせた物だと思います。SMAP分裂騒動でスポーツ紙がバカ売れ中!「事実は二の次」「情報源は100%ジャニーズ」状態ですので、新聞や雑誌が斜陽と呼ばれる中、お金を稼ぎたくなる気持ちは分からなくも無いですが.....でも駄目だよなぁ。いわば、ペンの暴力ですものねぇ。

今回の騒動の発端は「週刊文春」2015年1月29日号に掲載された、ジャニーズ事務所の副社長のインタビュー記事と言われています。
※ちゃっかり、騒動に便乗してインタビュー記事の電子版を作って売り出す「文春」の商魂逞しいと言うか、浅ましいと言うか...

週刊文春が報じた ジャニーズ女帝メリー喜多川 怒りの独白5時間【文春e-Books】

この記事の中で、副社長はSMAPのマネジャーに「派閥が有るならSMAPを連れて出て行け」と直接叱責しています。長年(SMAPが売れない時期から)、事務所を潤すために(そればかりでは無いでしょうけど)頑張って来たのに、急に呼ばれて週刊誌の記者の前で、「私は娘が可愛いんだから出て行け」と言われれば、会社に対して愛想を尽かしても何ら不思議では有りませんし、普通の会社なら落ち度の無い社員にこう言う叱責に仕方をすれば、当然"イジメ"や"パワハラ"と言う事になります。当然、「精神的苦痛を被った」と訴えれば裁判でも勝てます。だって、証拠自体が書店で販売されてますから。

そもそも、年末にはSMAP解散回避、メンバー全員残留で話がまとまっていたのに、何故2016年1月13日に記事が出たのかを不思議がる芸能リポーターの方もいると言う情報をネットで見ました。
もし、この話が事実であれば、副社長が自分の管理下に置けないSMAPのマネジャーのみ放逐する為に「情報操作」仕組んだとも考えられなるも有りません。また、この機会に乗じてSMAP全員に事務所の掟に従順でなければ芸能界では生き残れないと脅しをかけたのかもしれません。

「SMAP騒動に新事実!中居は弁護士との面談で態度保留していた」
こう言う記事もありように、SMAP愛の深い、中居君は事務所移籍に関しては慎重であったとの情報も有ります。中居君にしてみれば、恩義有るマネジャーの行動には賛同したい。しかし、事務所を離れると言う事は、どう言う事かは分かっている。(20数年芸能界にいれば色々な場面を見て来ているはず....)

此処までの情報から推測するにと

◎2015年1月
マネジャーが副社長にSMAPを連れて出て行けと叱責を受ける。

◎2015年夏から秋にかけて
今後の所属事務所のあり方と、2016年9月の契約更新の際に、SMAPが再契約されないかもと不安を感じたマネジャーが、自身の再就職先を模索するのと共にSMAPが2016年9月以降も、安定した活動が出来るように移籍先を探す行動に出る。

その際に移籍事務所の交渉と共に同時進行で、メンバー5人に弁護士を通じて身の振り方を確認。
中居=保留
香取=移籍
草なぎ=移籍
稲垣=移籍
木村=残留
となる。

この結果を、移籍先の事務所に伝えた所、SMAPとしての活動が出来ないのであればNGとなり移籍話は破談。

中居君は、多分、この時点で移籍組のメンバーの説得に当たりながら、「2016年9月」以降も事務所に残留し、SMAPの活動を続ける方法を模索しだす。

このころ、こんなエピソードがあります。「中居正広「腹くくれてないなら続けろよ!」WaT解散のウエンツ瑛士にマジ説教」

この動きを何らかの形で副社長が嗅ぎ付ける。

副社長がSMAPが残る場合と出て行く場合の事務所の売上げ状況を試算する。

SMAPの事務所に対する金額的な貢献度が分かり、マネジャーを排除しつつ、SMAPは残留し、自分に火の粉が掛からない方法を考える。

◎2015年の年末か2016年1月6日
事務所移籍が破談になった事を受けた、中居君の交渉が実り、2016年9月までの残留がメンバー内で決定。9月以降はその時に考えるか、9月まで事務所の動きを静観しよう位の感じだったのでは無いでしょうか。
この時点で、多分、事務所の本流筋との関わりが少なかったSMAPのメンバーは事務所がどう言う動きをしているかは知らかったと予想されます。

◎2016年1月13日
SMAPの解散報道。

多分メンバーとマネジャーの思いとしては、「やられた!」だったんではないでしょうか。

結局は全てが無かった事として処理されているはずなので(SMAP内では)、現状の状況で落ち着き9月までは通常通り仕事を行い、9月の契約更改の時までに時間を掛けて事務所との関係を良好な物にしていけば良いと考えていた矢先に、それまでの動きを察知していた副社長が仕掛けた罠にはまってしまったと考えられます。

その後は、有る事無い事、副社長が言いたい放題。SMAPが残るのは既定路線。同族企業として、娘に会社を継がせる為に危険分子であるSMAPマネジャーを排除、放逐する為に包囲網を張ったと考えられます。

◎2016年1月18日
生放送でのコメント発表。メンバーの何処と無くわだかまりの有る表情は、「大事になる前に決着がついたはずの話」を経営者の思惑で「大事にされてしまった」無念さが有ったのではないでしょうか。

こう言う風に推理すると、芸能界社会の仕組みは怖い物ですね。でも救いはネットの力で、副社長や事務所に「ファンの力」で少しでも爪痕を残せた事でしょうか。

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